発達障がいの方を対象としたSSTとは…

2018.11.07 |療法
今日のブログは発達障がいの方を対象としたSSTのメイン担当がブログを書かせてもらいます(^-^)/
よろしくです♪


私の方からこのプログラムの説明をさせて頂きます( ̄^ ̄)ゞ
このプログラムは、発達障がいの診断を受けた方を対象にしたもので、参加者は限定されています。



発達障がいの方を対象としたSSTとは…

発達障がいについて、テレビやインターネットなどで様々な情報が発信されています。
その中には正しくない情報も多く混ざっていると感じます。誤った情報は周囲の発達障がいへのイメージを誤った方向に導き、当事者にとってマイナスに働くことになります。また、誤った情報は当事者本人をも傷つけてしまうことがあります。

発達障がいSSTでは発達障がいについての正しい知識を伝えることからスタートします。
発達障がいを本やインターネットで調べると、さまざまな特性が紹介されますが、そのように「発達障がいの人」と一括りにできるものではありません。
様々な特性それぞれに強弱があり、人によってそのバランスは異なります。
心理検査をしても発達障がいの診断はつかなくても、発達障がいの傾向があり、その特性でうまくいかずに苦しんでいる人もいます。発達障がいは一般的に言われている以上に幅広く、個別性の高い障がいです。
まずは自身の特性について正しい知識を持つことが、それぞれの課題に対する対処法を作る第一歩となります。

正しい知識を持ったうえで、大切なのは自身の課題を認識することです。
自分がどうなりたいのか、何に困っているのか、その時にどうしたいのかを見つめなおします。
特にどうなりたいのかは重要です。
困っている状況で「こうすべき」「こうしないといけない」と思って対処法を作り、達成できたとしても、達成できたことは「できて当たり前」と自分自身が思っていることなので、達成できた喜びは大きくありません。
「これだけ頑張って、やっと他の人と同じ」というしんどさが生まれてしまいます。
困った状況で「どう対応できる自分でありたいか」を考え、そこに向かって進んでいくことで、達成できたときに「なりたい自分」に近づける喜びが得られるのだと思います。

課題がはっきりしたら、いよいよ対処法作りです。
参加者から「困っている状況をSSTで取り上げてほしい」という話があれば、その困っている状況を他の参加者とスタッフで聞き取り、状況を把握し、対処法を一緒に考えていきます。
困った状況において、どう受け止めたら気持ちに変化があるのか、誰に相談したらよいのか、その場でどう対応したらよいのか、などを具体的に考えていきます。
テーマを出した人にとっての良い対処法が見つかれば、生活の場で実際に試してもらい、振り返りを行うことで終了します。他の参加者も状況は違っても、同じような悩みを持っている人は多く、参加することで気付きが得られます。

また、他の人の困りごとに対し、一緒に対処法を考えていくことで、他の人の役に立っているという喜びを感じることができます。
とは言っても、自分自身の困っている状況をみんなの前で発表するというのはなかなか難しいことです。
参加者からの個別テーマがないときは、発達障がいの特性を一つ取り上げ、その特性について一緒に考えていきます。
その中で参加者の困っている状況が見つかり、みんなで対処法を作っていくこともあります。前回は「不安な感情のコントロール」について取り扱いました。
今後も「人との距離感」や「片付け」、「ミスをしたときや責められたときの混乱」など色々な特性を取り上げていきたいと思います。取り上げてほしい特性の要望を参加者から貰えれば取り上げていきたいとも考えていきます。


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発達障がいSSTはまだ始まったばかりで、これからどのように進んでいくのかはまだわかりません。
参加する人とのやりとりによって、どんどん変化していくのだと思います。

その変化を参加者のみなさんと一緒に楽しめることが出来たらと考えています。
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